①この話は研修の目的に合っているか。

受講生の前で話をしていると、予定にない話をしてしまうことがあります。

それが研修に内容をより深く理解することにつながるのならよいかもしれません。

または、受講生の気づきを引き出すために、心に訴えかけることが必要な場面なら効果的かもしれません。

研修を開催するためには多くの時間とお金と関係者の協力を必要としています。

時間やお金が余っている部署はまずありません。どこにしてもぎりぎりの状態で活動しています。

その状況で受講生をおくりだしているのですから、参加させてよかったといわれる研修にしたいですね。

ですから講師は研修の目的を常に意識しながら話を進めていく必要があります。

目的から離れている話は’研修の目的’をあいまいにしてしまう恐れがあります。

受講生が興味をもってくれるから、とか反応がよかったのでついということは目的そのものをあいまいする危険があります。

そして、なにより、時間が足りなくなります。時間不足ため必要な話が端折られたり飛ばされたりということになりかねません。

研修は目的達成のために効果的に組み立てられているはずです。

目的から遠ざかる話は少しがまんしましょう。


②この話は「今」するべきものなのか。

講師が話す内容は受講生の理解の範囲の中で処理されます。

研修では多くのことが伝えられるので、受講生の理解の入れ物はいっぱいになってることが多いものです。

受講生の理解の入れ物からあふれた情報はこぼれてしまいます。

講師は伝えているけれども受講生は理解していない。

コミュニケーションギャップが発生してしまいます。

常に相手の理解の入れ物の中に情報を収める。

伝え方はもちろん重要ですが、伝える量も重要です。

今、優先的に伝えなければならないことは何か。

これは、本当に今でないといけないのか。

受講生の状況を客観的に場を通して見ているか?

引き算で効果を上げることも重要です。

良かれと思って話過ぎる。

いい気分になって講師がスターになっていないか?

重要なことは目立たせるためにも、引くことの大切さを忘れてはいけません。