直面する5つの壁

【社内講師が直面する壁 その①】


研修全体設計の設計が出来ない

社内講師として研修前の準備には、通常の業務と並行して行うこともしばしば。時間のない中で、資料の作成・確認をしていざ「本番」。。。さて、研修の成果はどうだったのでしょう?

社内講師には受講生の成長につながる研修(講義・練習)を安定的に提供する事が求められています。プロフェッショナルな社内講師は、3つのポイントを明確にして事前準備をしています。


①研修の目的

②伝えたいメッセージ

③新たな 発見につながる設計


研修の「流れ」はとても大切です。

研修は、ライブ!受講生のイキイキとした反応を感じる。これが、社内講師の醍醐味でもあります。


【社内講師が直面する壁 その2】


 

受講生のやる気を引き出せない

社内研修に参加する受講生の心構えはさまざまです。

上司からの指示で参加しているので受身的な気持ちでいる受講生、早く終わって自分の仕事に戻りたいと考えている意識の低い受講生、など。


このとき、受講生の前向きな気持ちを引き出せないと気づきと学びが少なくなり、行動変容に結びつく確立が低下します。

 

そこで、プロフェッショナル講師は、3つのステップで受講生のやる気を効果的に引き出しています。

1. 受講生が自分の課題を再認識する。

2. 課題達成時のメリットを明らかにする。

3. 課題達成には研修内容が必要であると気づく。


人はどんなに便利なモノであっても自分に必要でないものは使おうとは思いません。研修受講には動機が必要です。受講生のやる気を引き出す!社内研修の成否を受講生の問題にしてはプロフェッショナルとは言えません。


【社内講師が直面する壁 その③】

理解度のバラツキが起こる

社内研修で同じことを伝えているのに

「受講生の理解にバラツキがあるのはなぜだろう?」

それは、受講生の認知プロセスにおいて、講師からの情報が受講生の知識や思い(フィルター)を通ることで変わってしまう事があるからです。

プロフェッショナル講師は、この状況が起こる事を前提に3つの対策を立てています。

 

①受講生のレベル感を知る。

②研修内で、個別対応できる余白を作っておく。

③テキストや投影画像の図やイラストを補助的に使う。

プロフェッショナルな研修講師は、研修での一定の成果を出すために、常に受講生の理解度に敏感に配慮し続けるのです。


【社内講師が直面する壁 その④】

研修が時間通りに進まない
 残り時間がわずかなので、残りの部分を駆け足で終わらせて何とか時間内に収まった。こんな時、研修の出来はどうでしょうか。 

 サービス精神旺盛で「これも話したい、あれも話したい」となり、もともと内容を詰め込み過ぎている状況と相まって決定的に時間の足りない状況を生み出してしまいます。

 研修の場においてはもともと想定していないものを話す場合は3つのチェックを行うことが重要です。

①この話は研修の目的に合っているか

*合っていない場合は、「余談ですが」とか「少し横道にそれましたが」というセリフが伴なったりします。

②この話は「今」するべきものなのか。

*必須のものであれば事前に組み込んでいるはず。思い付きである可能性が高い。


【社内講師が直面する壁 その⑤】

研修の効果が持続されない

受講生が研修に真剣に取り組む姿を見ると、

「ありがたいなあ」と心の中でつぶやいたりします。

スタート時とは全く違う受講生を感じる瞬間、心の中で「よしっ!」とガッツポーズも!

終了後に受講生から「ありがとうございました。勉強になりました。」との声。社内講師としては、最高の瞬間です。

なのに・・・

研修後の実際の行動化にはなかなかつながらない。それは、なぜなのでしょうか。

研修の成果を持続させるための「しくみ」はとても大切です。

そのポイントは、以下の3つです。


①研修コミュニティーの形成

②受講生に具体的なアクションプランシートを作成させる。

③研修フォローアップ担当者設定


研修終了時に、アクションプランシートを作成する事は重要です。そして、受講生各自のセルフコミットメントを、

定期的にフォローアップしていきます。フォローアップは、社内講師だけではなく、直属の上司でも効果的です。

研修で得た多くの「気づき」を無駄にしない為にも、組織全体で「人が育つしくみ」を創っていくことが大切です。

その「しくみ」を創る中心にいるのが、社内講師なのかもしれません。